男女トラブルや離婚を専門に扱う某法務事務所に勤める1児のシングルマザーが、不倫の慰謝料請求に関する役立つ知識を発信します。
夫の不倫相手に慰謝料を請求したい!
でも、夫が「俺が全て悪いし、相手に迷惑がかかるから」などと言って不倫相手をかばうため、名前や住所が分からないので請求ができない…
本当に信じられないし、むかつくし、本当にふざけた態度ですね。
他には、不倫した配偶者が不倫相手の住所までは知らないなどの理由で、不倫相手の素性が分からない場合もあります。でも、だからといって見過ごすわけにはいきませんよね。
この記事では、配偶者が不倫相手の名前や住所などを教えない場合でも、これらの情報を突き止める方法を取り上げますよ。
Contents
まずは、浮気相手の情報を教えない配偶者に対して、次のようなことを伝えてプレッシャーを与えてみましょう。
これらの行為は、配偶者は基本的に嫌がるので、観念して不倫を白状することが期待できます。
特に「教えないと離婚する」という言葉は有効。離婚を覚悟で不倫をしているわけではないからです。
でも、それをいきなりするのは少し強引。「急に職場へ慰謝料請求書を送ってくるなんて!」と逆上される恐れがあるからです。
ですので、前もって不倫相手に電話やLINEなどで連絡して、「不倫の慰謝料を請求するので、住所を教えてほしい」と聞きましょう。もし拒否するようであれば、勤務先に慰謝料請求書を送りつけても構いません。
不倫相手の勤務先の住所が分かっていても、名前が分からない場合は郵便物を届けられないため、調べる必要があります。この場合も不倫相手に連絡して、「不倫の慰謝料を請求するので、名前を知りたい」と聞いてみることです。
他の方法とすれば、不倫相手の勤務先に信頼できる知人などがいるのなら、調査を依頼することで分かる可能性がありますよ。
不倫相手の携帯番号が分かる場合は、弁護士法第23条の2に基づく「弁護士照会」の制度を利用することで、相手の名前や住所などの情報を知ることが可能です。
以前は、なぜかソフトバングはこの回答に応じないことが多かったようです。個人情報の保護が理由らしいのですが、他のキャリアは対応するのに…。
ソフトバンクは不倫を認容している(怒)!?と思ってたのですが、日本弁護士連合会との協議がなどあって、最近は応じる姿勢になっているみたい。よしよし。
法律で決められているとはいえ、何だかチャッカリしていますよね。
慰謝料請求など依頼することが前提なので、大まかな初期費用としては、慰謝料請求の着手金として「10万円~20万円」程度。これに加えて、実費として「5,500円」程度が必要です。
不倫相手との連絡ツールとして最も多いのがLINEですが、そこから分かる可能性もゼロではありません。
大前提として、不倫相手のLINEのIDが分かっていること。
トーク画面やホーム画面、フレンド名だけでは基本的に難しいです。流れとしては、
↓
LINE登録の際の携帯番号情報を得る
↓
当該携帯番号のキャリアに弁護士照会をかける
↓
不倫相手の住所などの情報を得る
LINE株式会社が弁護士照会に応じるかがポイントになりますが、基本的には開示拒否することが多いようです。しかしこの先、もう少し開示に応じるようになる可能性はあります。
SNSを使っての犯罪が増えている背景からあるからです。弁護士会が国に対して、SNS業者がもっと柔軟に情報を開示するように意見書を出しており、国がそれを受けて動く可能性はあるでしょう。
不倫相手のキャリアメールのアドレスが分かる場合も、弁護士照会で調べることが可能です。(キャリアメールとは、「~@docomo.ne.jp」といったもの。)
しかし、GoogleやYahoo!のフリーメールアドレスは、不倫相手を特定することは困難です。
不倫相手が所有する自動車のナンバープレートが分かる場合は、弁護士紹介により、不倫相手の情報が分かる可能性があります。
弁護士照会の方法以外にも、弁護士が陸運局に出向き、自動車登録事項等証明書を請求することで情報を得るのも可能です。
夫や妻が不倫していることが確かでも、その不倫相手の情報が全くないのであれば、弁護士照会は利用できません。この場合は、配偶者をそのまま泳がせ、情報がでるまで待つことも考えられます。
ただし、この方法では不倫配偶者がボロを出さなければ、いつまで経っても不倫相手の情報を得ることはできません。
やはりもっとも確実で早いのは、探偵に調査依頼をすることです。調査のプロに依頼することで不倫相手の素性だけではなく、不倫が継続中なら決定的な証拠を得ることも期待できますよ。
ただし、漠然に調査を依頼すれば、多くの時間がかかることは必須なので、その分調査費用も大きくかさみます。
そして調査費用が尽きてしまい、結局、何の情報も得られないまま大金だけが消える…という最悪な事態にもなりかねません。ですので、不倫相手の知っている情報は、些細なものでも全て提供するが基本です。
不倫が継続している場合は、配偶者の詳細な行動パターンなどをしっかりまとめましょう。
それを探偵事務所に見てもらい、不倫相手と接触する可能性が高い日時を予測してもらいます。そのうえで実際に調査をかけることで的中率が高まります。
配偶者の行動はGPSを利用すれば簡単に分かります。個人でも扱える不倫調査用のGPSは「イチロクGPSを徹底解説【低費用で簡単に不倫調査&証拠も入手!】」で取り上げています。
それでは最後まで見ていただきありがとうございました。まいみらいがお伝えしました。(夫の不倫相手に対する慰謝料請求の経緯などを載せた私のプロフィールはこちら)
配偶者が不倫をしていることは確かだが、それを裏付ける証拠が全然見つからないし、当の本人は不倫事実を絶対に認めない。
そこで、探偵事務所等に依頼して証拠を入手しようと考えているが、
このような悩みなどを持っていませんか。そこで、失敗のない探偵事務所に依頼する為のポイントまとめています。
探偵事務所選びをしている方はぜひ参考にして下さい。
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